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運の法則 行動編

平成27年6月7日

幸運の女神様を捕まえるには、考え方だけでは半分と言える。思ったことを行動に起こしてこそ、より幸運をつかむことができるはずだ

運と関係ないと思われるかもしれないが、先祖を大切にするということが意外なほど幸運をもたらすようだ。あるTV番組で事業に成功した人たちが、お墓参りなど先祖を大切にしない人は成功しないといっていた。とても先祖のことなど考えそうもない、派手な感じの女性の経営者の言葉だった。其処にいた他の経営者も皆賛同していた。将棋の名人になった、米長邦雄氏も運を引き寄せるということを極めて重要に考えている。米長邦雄氏の著書『運を育てる』の中にも常にいかにして運気を高めるか、研究し実践していることが書かれている。将棋の世界では30歳までに4段に昇段しないとプロになれない。米長氏のお弟子さんのI氏は苦節17年、30歳になろうとしていた。その年に昇段できなければ、プロになれないという瀬戸際にあった。そこで、米長氏は、彼に対して、『対局のたびに、お父さんのお墓参りに行ってくれ』という指示を出す。これは理屈ではない、40年近く勝負の世界に生きてきた私の信念、勝負哲学と言っている。指示に従った、そのお弟子さんは、周囲が絶対に昇段は無理といわれていたところ奇跡を起こす。見事4段に昇段をしたのである。I氏の場合はぎりぎりのところに来ていたといえる。後がない時間がない、このような場合はテクニカル的なことよりも、運気を高める適格な行動こそが、好結果をもたらすと考えたのではないだろうか。先祖を大切にするということが、運気を高めるという考え方は、宗教だけではなく成功者たちの常識になっている。

米長名人は、お墓参りだけでなく笑いの勉強もさせていた。笑いも運を引き寄せると考えている。仏教で顔施と言い、笑顔は他者への施しになると言う。まさに、笑う門には福来たる、である。笑うことで、免疫細胞の一種のナチュラルキラー細胞が、活性化するということが医学的にもわかってきた。笑うだけで、病気がよくなるのなら幸運と言えるだろう。

アメリカの石油王と言われたジョン・ロックフェラーは慈善家としても知られている。彼は貧しい幼少時代からアルバイトで稼ぎ家計を助けていた。

そんな貧乏時代から、収入の約10%を献金・寄付していたことは有名な話である。成功しても寄付をしない人が大勢いる現在、貧しい時代から寄付を続けることはなかなかできることではない。しかし、ここに運気を高める法則が隠れている。明治の文豪・幸田露伴は、その著書の中で惜福・分福・植福を薦めている。幸田露伴が生きた明治末から大正にかけても時代が混沌としていた。そんな中、どうすれば幸福になれるのか?幸田露伴の答えが惜福・分福・植福だったのだろう。

惜福とは・幸福を大切にし、粗末にしない、謙虚に心がけること。

分福とは・幸福を他者に分け与えること、自分一人が幸福なんてありえない皆で幸福になろうという利他の心と言える。

植福とは・幸福の種を蒔くこと、日々正しい精進努力を継続すること。

二宮尊徳が提唱していた推譲と同じことのように感じる。

推譲とは簡単に言うと他者に譲ること。二宮尊徳は、人としてなすべき道であると説いていた。推譲には自譲と他譲があるという。自譲とは自分や家族に明日の蓄えをすること、預金やマイホーム購入がこれにあたるだろう。多くの人は教えられなくてもできることである。他譲は親戚・知人・地域社会・国家に譲ることで、教え諭してもなかなか身に付かないと言われている。いくら苦労して築いた富でも、自分ひとりで築ける人は一人もいない。国家があり地域社会があって、そこで事業なり仕事が成り立つと考えると、富が増えるほど、国家や社会また他者からの助けを多く受けていることになる。従って富を得た人ほど、その人の分に応じて社会に還元することは、むしろ人としての当然の義務であり、人間として決して忘れてはならない肝要な事だと二宮尊徳は言っている。考えてみると動物は他に譲ることはない。他譲は理性高い人間だけが出来る行為と言える。お金だけが推譲ではなく、労働や心、時には手柄なども譲る対象になるだろう。果実を育てるとき、すべての花に実をつけさせるとその年は豊作でも、翌年は不作になるそうだ。また、とれた果実の味もよくないことが多いという。そこで、花や若い実を間引くことになる。すると味もよくなり、翌年も必要なだけ実をつけることになる。人間も同じで、すべての収入を自分のためだけに使うと、だんだん運気が下がっていき、やがて不運が降りかかってくるものである。二宮尊徳も、幸田露伴も、ジョン・ロックフェラーも、この法則を体得し実践して成功者となったといえる。

運をよくするには、幸運の女神様に愛されることである。それには、幸運の女神様が喜ぶことをするのが一番。どうやら幸運の女神様は、人を喜ばす人(先祖も含む)を愛するようだ。幸運の女神様が嫌う、人を困らせる行動を慎み、不平不満悪口なども言わないように努力し、そして、<ありがとう言われるように、言うように>感謝の言行を積み重ねていけば幸運がめぐってくるはずである。成功者のまねをして、女神様に好かれたいものである。しかし、継続して実践することはなかなか難しく、気が付くとできていないことが多々あり反省の毎日である。

平成27年6月7日